こんにちは。
2年ほど使っているMacBookAirの容量がほぼ埋まってしまって、
前から**消して消してカサ増し…**を繰り返していたのですが、
ついに消せるファイルが無くなってしまいました。
ということで、クリーンインストールすると共に、
Github社が提供しているboxenというツールで、
開発環境をコマンド一発でセットアップしてみました。
なお、
この記事では、boxenについてあまり詳しく述べません。
あくまでboxenした結果をメインに取り扱いますのでご了承ください。
まずは、クリーンインストールする前のMBAの状況です。
空き容量は1.77GBと出ているのですが、 CPUをCore i7に増しているからなのか、重いアプリとかを立ち上げていると、
リソースを食って容量が足りなくなったことになるようで、
「お使いのディスクはいっぱいです」とやたら警告してきます。
SSD内の分類もすべて「その他」。おかしくなっています。
というわけで、一度SSDをフォーマットして、OSX Mountain Lionを入れ直します。
その前に、何かあった時に備えて必ずバックアップを取っておいてください。
Mountain Lionは、「ネットワークインストール」という、
インストールメディアがなくてもインストール出来る方法があるのですが、
これがうまくいかなかったので、USBのインストールメディアを作っていきます。
App StoreからMountain Lionのインストールアプリをダウンロードします。
ダウンロードしたら、そのまま触らずに次へ行きます。
インストールメディアを作るには、
Lion DiskMakerというアプリを使います。
これをインストールしたら、このような画面が表示されると思います。
Mountain Lionのインストールメディアを作りたいのでMountain Lionを選択。
先ほどダウンロードしたMountain Lionのアプリが自動的に認識されるので、
そのまま指示に従ってUSBにインストールしてください。
上記の手順を済ましたら、準備完了です。 とりあえずMacをシャットダウンします。
そして、今作ったUSBメディアを挿して、optionキーを押しながら電源を入れます。
するとブート画面が出てくると思うので、OSX Mountain Lionを選択します。
その後出てくるメニューの中から、ディスクユーティリティを選択します。
この画面のスクショの撮り方が分からないので、
説明では、インストール後のディスクユーティリティの画面で代用します。
左側に表示されているMacintosh HDを選択し、
右側の消去タブを選択します。
ここで、フォーマットを指定します。 僕は**Mac OS 拡張(ジャーナリング、暗号化)**を選択しました。
暗号化を使いたくない場合は、**Mac OS 拡張(ジャーナリング)**の方でいいと思います。
消去が完了したら、ディスクユーティリティを終了します。
また先ほどのメニューが出てくると思うので、OS X を再インストールを選択します。 あとは、指示に従いながらインストールを進めてください。
こっから先を逐一説明していると長くなるので、詳しくはこちらを御覧ください。
上記の記事が完了してMacが使えるようになったらクリーンインストール完了です。
boxenとは、冒頭にも書きましたが、
Github社が公開しているMacのセットアップツールです。
概要についてはこちらの記事が詳しく書いているので見てみてください。
Mac – Boxen使わなくても許されるのは2012年までだよね – Qiita [キータ]
何が出来るかというと、
「このアプリ入れます」「こんなツール入れます」と設定ファイルにあらかじめ書いておいて、
それを実行すると、設定したアプリやツールなどが自動でインストールされるといった具合です。
自動で、HomeberwやRuby、Nodejsなどはインストールされます。
導入に手間取るRuby周りもboxenが自動でやってくれるのがありがたい。
僕がboxenで指定したものは以下です。
Chrome、Chrome Canary、Firefox、opera
Evernote、Alfred、Wunderlist、iTerm2、Sublime Text2、Dropbox、Github for Mac、
BetterTouchTool、Eclipse、XtraFinder、Sequel Pro、Virtual Box、Team Viewer、
Screenhelo、Droplr、ImageOptim、Mou
Vagrant、heroku、imagemagic、java、phantomjs、Jenkins、wget
tree、lua、luajit
compass、json、sass、Twitter
asciify、coffee-script、grunt-cli、mocha、titanium、typescript、yuidocjs
Android SDK、Google日本語入力、ログインシェルをzshに、OSXの設定諸々
結構色々と入れました。
これが揃ってれば僕の環境はほぼ100%再現できるので、これらを設定ファイルに指定しておきます。
設定ファイルの書き方などは、boxenのGithubのREADME(英語)や、
先ほどリンクしたboxen紹介記事などを御覧ください。
設定ファイルを書いたら、それをクリーンインストールしたMacに適用します。
まずは、App storeからXcodeをインストールして、
設定にあるCommand Line Toolもインストールします。
Command Line ToolをインストールするとgccやGitがインストールされます。
そしたらターミナルから先ほど作ったboxenのリポジトリをcloneして実行します。 今回は、僕のboxenを使用する例を示します。
$ sudo mkdir -p /opt/boxen
$ sudo chown ${USER}:staff /opt/boxen
$ git clone /opt/boxen/repo
$ cd /opt/boxen/repo
$ script/boxen
管理者パスワードを求められたり、Githubにログインするよう言われるので、
それを入力したらあとはboxenが完了するのを待つだけです。
上記の設定だと、回線によりますがだいたい1時間くらいで終わると思います。
boxenが完了したら、最後にひとつ書き加えます。
僕の場合はログインシェルをzshに書き換えているので、
.zshrcに
[ -f /opt/boxen/env.sh ] && source /opt/boxen/env.sh
[ -f /opt/boxen/nvm/nvm.sh ] && source /opt/boxen/nvm/nvm.sh
と書いて、source ~/.zshrc
とコマンドを実行し、適用します。
これでboxenから入れたもののパスが全て通り、準備完了です。
あとは、App storeから買ったアプリをダウンロードしたり、
諸々細かい調整してください。
お疲れ様でした。
さて、どれくらい容量がダイエットできているかというと、驚きでした。
こんなに必要な容量が減るってどれだけゴミファイル溜まってたんでしょうね。。。
分類も、ぱっと見正常に表示されていると思います。
何はともあれ、これで開発環境を整えつつ、容量を大幅にダイエット出来ました。